静けさが怖いのは心のSOS?“無音の時間”との向き合い方

暮らしと自由の体験談

こんにちは!つむぎです。

前回は、私がどのような社会人生活を送り、そこからどんな学びを得て今の暮らしにつながったのかをお話しました。

そこで、会社員時代を振り返ってみると、“無音”が怖くて仕方なかったことを思い出しました。

もしあなたが今、「無音が怖い」と感じているのなら、それを解決するヒントになるかもしれません。

このブログがあなたの人生をより豊かにするきっかけになれば幸いです。

無音が怖かった会社員時代

仕事で精神がすり減っていた頃、静かな時間がとても怖く感じていました。

お皿を洗っているとき、お風呂に入っているとき、歩いているとき、電車や新幹線に乗っているとき、寝る前まで…。

無音になると、現実の嫌なことが次々に頭を占領して、胸が苦しくなってしまう。消えてしまいたい…とすら思ったこともありました。

その不安を打ち消すために、常にテレビをつけっぱなしにし、テレビが見られないときはAirPodsでAudibleを流して現実逃避。

読書をするときでさえ、音楽をかけて“無音”を避けていました。

無音を避ける心理

なぜあの頃の私は、無音が怖かったのか。

今振り返ると、それは「脳が嫌な記憶を勝手に再生してしまうから」でした。

静けさの中にいると、余裕がない心にネガティブな考えが押し寄せ、どんどん苦しくなる。だから無音を避け続けていたのだと思います。

私の場合、気にしすぎな性格がそういう状況に自分で自分を追い込んでいたのだと、今ならわかりますが、当時は毎日を生きていくことだけで精一杯でした。

無音が心地良く感じるようになったきっかけ

そうして3〜4年ほど過ごしたあと、ついに限界を感じて会社を辞めました。

退職後、しばらく家でゆっくりしていると、少しずつ“無音”が怖くなくなっていったのです。

最初は5分だけ無音で過ごすことから。散歩やストレッチとセットにしたり、川の音や鳥の声など自然の音に耳を澄ませて“無音の入り口”にしたりしました。

そんな小さな工夫を重ねていくうちに、無音の時間がだんだん心地よくなっていきました。

日常にある小さな幸せ

静けさの中にいると、不思議と自分の本当の気持ちに気づけるようになります。

また、風の音や季節の匂い、遠くの子どもの声など、日常にある小さな幸せにも敏感になりました。

あれほど常につけていたテレビは、今ではうるさく感じてほとんど見なくなりました。(観たい番組だけTVerで)

Audibleも、散歩のときや寝る前のリラックスタイムに聞く程度です。

過去の自分へ伝えたいこと

今だから思うのは、あの頃の私は本当にギリギリの状態でよく頑張っていたなということ。真面目に物事を捉えるあまり、自分を追い込んでしまっていたんですよね。

「もう十分頑張ったから、一度立ち止まって休憩していいんだよ」

あの頃の自分に会えるなら、そう声をかけてあげたいなと思います。

あなたへの小さな提案

もし今のあなたが「無音」に不安を感じるとしたら、それは心が出しているSOSかもしれません。

そんなときは、ほんの少しでも立ち止まり、自分を見つめ直す時間をとってみてください。

おすすめは、寝る前にたった1分だけ音を消して、呼吸に意識を向けること。これは簡単な瞑想で、心を落ち着かせることができます。

無音は、最初は不安に感じるかもしれません。でも少しずつ慣れていけば、きっと「心を癒す時間」へと変わっていくはずです。

そして、自分が本当はどうしたいのかに耳を傾けてみてください。

そうすれば、辛い現状から抜け出す道筋が見えてくるかもしれません。

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