“変化”に順応できる人とできない人の差

おすすめ書籍と気づき

『チーズはどこへ消えた?』から学ぶ、変化を恐れない生き方

こんにちは!つむぎです。

今日は、生きる上で大切なことを教えてくれる本をご紹介します。

2020年からのコロナ禍によって、私たちの生活は大きく変化しました。

この変化にうまく順応できた人もいれば、なかなか対応できずに苦しんだ人もいたのではないでしょうか。

世界では、またいつ何が起こるかわかりません。そんな激動の時代を生きていかなくてはいけない私たちが読んでおきたい書籍、それが『チーズはどこへ消えた?』です。

この本の主人公は、2人の小人と2匹のネズミ。
それぞれの方法で迷路の中を進み、チーズを探し求める姿が描かれています。

チーズは、私たちにとっての理想の仕事や生活、愛する人などに置き換えて読むことで、さまざまな学びを得ることができます。

もし今、あなたが“変化”に疲れて身動きが取れなくなっているのなら、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

そして、このブログがあなたの人生をより豊かにするきっかけになれば幸いです。

チーズはどこへ?

この書籍は、導入・物語・解説という流れで構成されています。
特に中心となるのが、ネズミと小人が迷路の中でチーズを探す物語です。

大まかな流れはこんな感じです。

  • ネズミの「スニッフ」と「スカリー」、小人の「ヘム」と「ホー」が、迷路の中で特別なチーズを探し求めていた。目的は、食料にするため、そして幸せになるため。
  • ある日、ネズミも小人もチーズを見つけることができた。
  • しばらくの間、チーズを存分に楽しんだ。
  • でもある日、こつぜんとチーズが消えてしまった。
  • その出来事(変化)に対して、ネズミと小人はまったく違う反応を見せた。
  • そして、その後の運命が大きく分かれていく。

同じ出来事が起きても、どう反応し、どう捉えるかで、その後の運命は大きく変わります。

生きていれば“変化”は避けられないもの。では、順応できる人とできない人の差はどこにあるのでしょうか?

変化に対応できない2つの理由

まず考えられるのは、「面倒くさい」という心理です。

例えば私も会社員時代、社内システムのアップデートがあるたびに気が重くなっていました。

他にやることが山ほどあるのに、使い方を覚え直して修正して…とてもエネルギーを要しました…

でも後から振り返ると、効率は格段に上がっているんですよね。一時的にストレスがかかっても、結果的には改善することが多いのです。

逆に、その一時的なストレスを避けて「現状維持」を続けているとどうなるでしょう。会社で言えば、競合他社に差をつけられ、顧客満足も下がり、やがて衰退していくのが目に見えます。

これは仕事に限らず、私生活でも同じことが言えます。

例えば、恋人や夫婦関係が悪化して別れる大きな理由も、変化を敏感に察知し、改善する努力を怠ってしまうことにあるのではないでしょうか。
(私自身も思い当たる節がたくさんあります^^;)

情勢も、人間関係も、ずっと同じ状況が続くことはありません。

「就職すれば安心。結婚すれば安心。これをしておけば安心。」

残念ながらそんなことは一つもないのが現実です。

つまり、何事にもメンテナンスが必要。

どんなに素敵な家を建てても、掃除や片づけをしなければすぐに荒れてしまうのと同じです。

快適に生きていくには、“面倒くさい”ことを避けては通れない。

この事実を受け入れる必要がありそうです。

さらにもう一つ、変化に対応できない大きな理由があります。
それが「恐れ」です。

変化が怖い理由

私たちはなぜ変化に「恐れ」を感じてしまうのでしょうか?

物語の中で、ネズミと小人の反応の違いがとてもわかりやすく描かれています。

  • ネズミは、変化を純粋に感じ取り、すぐに行動に移す
  • 小人は、変化を見て見ぬふりをし、現状に執着してしまう

私たちも同じですよね。
子供の頃は思ったことをすぐ行動に移せたのに、大人になるにつれ執着が増え、動けなくなっていく。

これまでの経験や知識から難しく考えすぎたり、最悪の未来を想像してしまう。

しかも現状に大切なものがあるほど「失いたくない」としがみついてしまう。

大人になるほど生きることに不器用になっていく…人間って難しい生き物だなぁと思います^^;

では、こんな風にがんじがらめになっている私たちはどうすれば変化を恐れずに、果敢に身軽に生きていくことができるようになるのでしょうか?

「本当は・・・」の声に耳を傾ける

私たちは日々、いろんなことに折り合いをつけて生きています。

小さな頃は、夢があった人も成長するにつれて、こんなものだろうと自分の限界を決めてしまう。経済的なこと、才能のあるなしなど、であきらめてしまう。

でもその想いの裏には「面倒くささ」と「恐れ」が隠れているのではないでしょうか。

実際に私も、年齢を重ねるほど新しい環境や人間関係を億劫に感じることがあります。

でもそんな時こそ、一度立ち止まって、自分に問いかけてみてほしいのです。

「色んな“しがらみ”がなかったら、自分は何がしたいのか?」ということ。

もっとわかりやすく言えば、

あなたは、普段「本当は○○したい。でも・・・」と言っていることはないですか?

この「本当は…」の部分に、あなたの本心が隠れています。

もし今、思い描いた人生を生きていないと感じるなら、一度この心の声に耳を傾けてみてください。

きっとこれからの人生をどう生きるかを考えるきっかけになるはずです。

人生はまるで迷路

人生は迷路のように入り組んでいて、思い通りにいかないことばかり。
思ってもみない変化の連続…

そんな中でも、自分の道を見つけ、進んでいかなくてはいけない。

“確かなものがない”のであれば、現状維持ではなく、まだ見ぬ世界に一歩を踏み出して、刺激的で学びのある毎日を生きていきたいと思いました。

おわりに

今回の内容は、私が、書籍『チーズはどこへ消えた?』を読んだ所感をお伝えしましたが、きっとこの書籍は読む人によって、感じることはさまざまだと思います。

ぜひ、この本は最低2回は読んでほしいなと思います。なぜなら1回読んだだけでは、この本の本質をなかなか理解できないように私は感じたからです。

2回目に読んだ時に、たくさんの気づきがあったので、よければ繰り返し読んでみてくださいね。

今日もご覧いただきありがとうございました^^

スペンサー ジョンソン 扶桑社
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