こんにちは!つぐみです。
昨日お伝えした通り、今日は2024年に行った「ヨーロッパクルーズ船旅」についてお話したいと思います。
ヨーロッパのクルーズって、すごくお金がかかる「セレブの旅」というイメージがありませんか?
私もそう思っていました。
でも実際に、約2週間のクルーズ旅をしてみたら――
飛行機や電車で国ごとに移動してホテルに泊まるよりも、ずっとお得だったんです。
倹約やシンプルな暮らしを大切にしている私ですが、「ヨーロッパに行くなら1つの国だけでなく、色々な国を見てみたい」「その土地の雰囲気や文化に触れたい」という思いから、思い切ってクルーズを選んでみました。
結果的に、「贅沢に見えるけど、実は賢い旅」だったと心から思います。
もし、ヨーロッパに行ってみたいと思ったことがあるなら、今日のお話があなたの選択肢を広げるきっかけになれば嬉しいです。
そして、このブログが、あなたの人生をより豊かにするヒントになれば幸いです。
クルーズ旅の魅力
私が利用したのは「ノルウェージャンクルーズ」。

- 食事や飲み物はオールインクルーシブ
複数のレストランから、その日の気分で選べます。追加料金が必要な「スペシャリティダイニング」もありましたが、プランに1回分のチケットがついていて利用できました。船内の食事は基本的に美味しく、バリエーションも豊富でした。 - 宿泊は「ソロステートルーム」
内側キャビンで窓はないけれど、バストイレ別で十分な広さ。海側に比べてお得で、一人旅にはぴったりでした。 - 非日常を味わえる船内
イベントスペースではタイムテーブルごとにさまざまな催し。空いた時間はデッキで海を眺めながらお酒を飲んだり、本を読んだり。寝るとき以外は、観光か食事か、海を眺めて過ごしていました。
そして一番の魅力は「移動の手間がない」こと。
普通の旅行なら、国を移動するたびに重い荷物をまとめて運ぶ必要があります。しかもヨーロッパはストライキが多いので、電車や飛行機が突然止まることも…。
実際、クルーズ船の乗船場所に向かうため、ヴェネツィアからトリエステに移動する際、電車の運行情報をネットで確認したら、「ストライキで運休する可能性あり」と表示されていて、かなり焦りました。(結果的に、駅に行ったらちゃんと運行していて無事に乗れました)
クルーズなら、夜のあいだに移動して、朝には新しい街に到着。荷物は部屋に置いたまま、身軽に観光できるのが本当に楽でした。
訪れた都市と印象
今回のクルーズでめぐったのは、クロアチア、ギリシャ、イタリア、フランス、スペインの12都市。
- クロアチア(スプリト、ドゥブロブニク)
- ギリシャ(コルフ島)
- イタリア(シチリア島メッシーナ、ナポリ、ローマ、フィレンツェ/ピサ、ヴェネツィアなど)
- フランス(カンヌ)
- スペイン(マヨルカ島、バルセロナ)
その中でも特に印象に残ったのは――
クロアチア(スプリト、ドゥブロブニク)
ドゥブロブニクは「魔女の宅急便」のモデルになったと言われる街。建物がとてもかわいくて、この旅で一番清潔感のあるおしゃれな街でした。行く前はノーマークだったのに、クロアチアが一番のお気に入りに。

フランス・カンヌ
ちょうど国際映画祭の時期。レッドカーペットでセレブっぽい人たちが写真撮影していて、街全体が華やかな空気に包まれていました。

スペイン・バルセロナ
最終日の寄港地。念願のサグラダファミリアを見学できました。古い部分と新しい部分の色がまったく違っていて、「今しか見られない姿」だと実感。街中にはガウディ建築がたくさんあり、食事もパエリアをはじめ大満足でした。

船内での過ごし方
自由時間は、デッキでお酒を飲みながら読書。海風が気持ちよく、最高のリラックスタイムでした。

ヨーロッパ発の便だったこともあり、アジア人は見た限り私だけでした。しかも一人旅。それが珍しかったようで、クルーの人や他の旅行者がよく話しかけてくれました。
特に、ニュージーランドのご家族がディナーに誘ってくれて、とても楽しいひとときを過ごせたのは良い思い出です。クルーのひとりと観光を一緒にまわったことも。
一人旅だからこそ、現地での出会いが多く、より深く文化や人と触れ合えた気がします。
気になる費用
- クルーズ料金:約30万円
- 航空券+初日と最終日のホテル代:約20万円
- 合計:約50万円
これに含まれるのは、宿泊・食事・移動すべて。観光やお土産代を入れても、個人で電車や飛行機を乗り継いで各地を回るよりはかなりお得でした。
節約のコツ
- 内側キャビンで十分(窓なしでも快適)
- 寄港地観光は自由行動がおすすめ(ただし、港から遠い観光地はツアー参加が安心)
- オフシーズンを狙うとさらに安くなる
初めてでも安心なポイント
- 予約はすべて公式サイトから。ノルウェージャンクルーズは英語のみですが、日本語サポートもあり安心。(私も予約情報などが確認できる「マイページ」に不具合が出た時に問い合わせたところ、迅速に対応してもらえた)
- 船内は基本英語。日常会話レベルで十分。(トラブルがない限り、そんなに高度な英語は必要ないと思う)
- 船酔いはほぼなし。酔いやすい私でも薬を使わなかった。(やはり、あれだけ大きな船だと揺れをほとんど感じなかった )
- 船内は冷房が強いので上着必須!(そんな中でも他の国の人は、ノースリーブで平然といるから、おそらく体感温度が全然違うのかもしれない... )
- ヨーロッパのトイレは基本的にあまり綺麗ではないので、船内で済ませるのが安心。(イタリアは特に街中にトイレがない。公衆トイレを使うにはお金が必要)
- 楽天モバイルはそのまま海外でも使え、海外ローミングは2GBまで無料。(ただ、現地でGoogleマップなどを使っているとすぐに消費してしまうので、途中でギガを追加購入した)
まとめ
クルーズ旅って、正直「贅沢な人のもの」と思っていました。でも実際に体験してみると、移動の不安や荷物の煩わしさから解放されて、思っていた以上に“賢い旅の選択肢”だと感じました。
一人旅だからこそ、船内や寄港地でたくさんの出会いがあり、予定通りにいかないことも「旅のスパイス」として楽しめました。モノを増やすのではなく、経験に投資することで、心が豊かになる。そんなシンプルな暮らしにぴったりの旅の形です。
「ヨーロッパに行ってみたい」「一人でも楽しめるかな」と迷っている方にこそ、クルーズ旅はおすすめです。きっと、忘れられない景色や人との出会いが待っているはずです。