『夢をかなえるゾウ』大人になって読み直して見えた、生き方のヒント

おすすめ書籍と気づき

こんにちは!つぐみです。

今日は、

現状を変えたいけれど、何を始めたらいいかわからない

そんなモヤモヤを抱えている方におすすめしたい、ベストセラーの自己啓発書『夢をかなえるゾウについてお話したいと思います。

実は私、高校生か大学生の頃に一度この本を手に取ったことがあります。そのときは将来への希望に満ちていて、やりたいことも経験したいことも山ほどありました。

でも、自分がどんな仕事をしたいのかはわからなかった。だからこそ、この本に「答え」を期待していたんだと思います。

結果は…全く心に刺さらず。正直「綺麗事じゃない?」くらいに感じてしまいました。

それから時を経て2024年。
現状から逃げ出したい気持ちと、恵まれているからこそ簡単に手放せない葛藤で押しつぶされそうになっていた頃。

何かを変えたい、でも動けない。そんなとき、ふとAudibleでこの本を聴いてみました。

すると――10代の頃には刺さらなかった言葉が、30代の今は驚くほど深く響いてきました。

色々な経験を経て、改めて人生を考える時期だったからこそ、ガネーシャの言葉が「自分に向けられているメッセージ」のように感じられたのだと思います。

もし今あなたも苦しんでいるのなら、今日のお話しが少しでも現状を変えるヒントになれば嬉しいです。

そして、このブログが、あなたの人生をより豊かにするきっかけになれば幸いです。

笑いながら学べる自己啓発

『夢をかなえるゾウ』は、ゾウの姿をした神様・ガネーシャが、主人公の平凡なサラリーマンに成功するための行動を教えていくストーリー形式の自己啓発書です。

ガネーシャは関西弁を話し、かなり人間臭いキャラクター。面白くないギャグをドヤ顔で言ったり、スイーツを食べ散らかしたり、怠けたりする姿に思わず笑ってしまいます。

でも、そのユーモアの中に「痛いところを突く真実」が隠されているのがこの本の魅力。

Audibleで聴くと、ガネーシャの軽妙な口調や親しみやすさがリアルに伝わり、クスッと笑いながらも「確かにそうだよな」と考え込んでしまいます。

作中ではニュートンやエジソンなど歴史上の偉人の話も出てきて、「実はみんなガネーシャに育てられた」という設定まで出てきます。もちろんフィクションですが、それも含めて楽しく読める(聴ける)、自己啓発本というより“物語”としても面白い一冊です。

心に残った3つの教え

1. 「ただ反応しない」

私たちの多くは「誰かに言われたから」「周りがそうしているから」と反応するだけで日々を過ごしています。

例えば、私の大学時代の就職活動。
「みんなが就活をしているから」「親に期待されているから」「大学に行ったんだから新卒で就職しなきゃ」そんな理由で、流されるようにエントリーシートを書いていたように思います。

今振り返れば、新卒にこだわらなくても海外に行ったり、アルバイトを続けたり、フリーランスに挑戦したり…他にも選択肢はあったはず。でも当時の私は、考えるよりも「反応する」ことを優先してしまっていました。

結果的にその経験が、今の私につながっているので後悔はありません。

でも、この「ただ反応して生きる」ことを続けたままでは、自分の人生を主体的に選ぶことはできない。

ガネーシャは「本当にそれは今やるべきことなのか、自分で考えて行動せよ」と突きつけてきます。

周りに流されるのではなく、自分の頭で考えて選び取ること。その積み重ねが人生を作っていくのだと改めて気づかされました。

2. 「人は楽しいことしか続けられない」

ガネーシャはこう言います。
人が頑張れないのは、そもそも楽しくないことをやろうとしているから。嫌なことは続かない

思い返せば、私の社会人経験の中にも、毎日が楽しくてしょうがないという時もありました。

美容部員になった頃は、ブランドの歴史や商品の成分を誰よりも勉強していたように思います。

お客様にぴったりの商品を提案できたときの喜びや、お悩みを解消できたときの笑顔が本当に嬉しくて、夢中で接客していました。努力しているという意識すらなく、ただ楽しくて仕方ありませんでした。

IT企業でマーケティングを学び始めた頃も同じ。

睡眠時間は3~4時間程度でしたが、毎日ワクワク感でいっぱいでした。今まで知らなかった知識を得たり、新しい施策を考えたりするのが楽しくて、疲れを感じる暇もないくらいでした。

一方で、興味を持てないことはどうしても集中できない。どれだけ「頑張ろう」と気合を入れても長続きしない。それは「本心ではやりたくないこと」だから。

会社員は、好きなことだけではなく、興味が持てないことや嫌なこともやらなければいけないのが現実ですよね。

「楽しいと思うことに時間を使う」――これこそ、成功するための不可欠な要素なのかもしれません。

3. 「何かを始めるには、まず何かをやめる」

「変わりたい」と思うとき、私たちはつい「何を始めようか」と考えます。

けれど、すでに私たちの1日は仕事・人間関係・SNSなどでパンパン。新しいことを入れたくても入る余地がありません。

本当に変わりたいなら、まずは「やめること」

私は会社を辞めて、自分が本当にやりたいことをする余裕が生まれました。

元々好きだった読書やヨガ、瞑想、手のかかる料理…。会社員の頃はやりたくても、時間を気にして楽しむことができませんでしたが、今では存分に楽しめています。

ひとつひとつは小さなことかもしれませんが、その積み重ねで「自分らしい生活」を取り戻せた気がします。

変えられるのは「環境」

人が変われないのは「意識を変えよう」とするからだそう。変えられるのは「環境」です。

私自身、住環境を整えることで日々メリットを感じています。

どこに何がどれだけあるかを把握できるので、無駄な買い物をすることもなく、お金も時間も節約できる。気が散るモノがないから一つのことに集中できる。お気に入りのものだけに囲まれているから、毎日自然と幸福感を得られる。

「何かを変えたい」と思ったら、まずは環境を整えることを意識したいですね。

あなたにとっての「成功」とは

「成功」と聞くと大きな目標を思い浮かべがちですが、その定義は人それぞれ。お金や名誉だけでなく、「自分らしい暮らしを送る」ことも、ひとつの成功の形だと思います。

大切なのは、知識を得るだけで満足せず、行動に移し、続けること。
成功している人とそうでない人の違いは、きっとここにしかないのだと思います。

私もまだ道半ばですが、不要なものを手放し、余白を作ったことで、少しずつ理想の人生に近づけていると感じます。

さて、あなたはどうでしょうか?
自分にとっての「成功」とは何か。そしてそのために、今日できる小さな一歩は何か。

気になった方はぜひ『夢をかなえるゾウ』をAudibleで聴いてみてくださいね。きっと、あなたの背中を押してくれる言葉に出会えるはずです。

今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました^^

\いつでも退会できます/

タイトルとURLをコピーしました