買い物する前にやってみて。“模様替え”で満たされる不思議

暮らしと自由の体験談

こんにちは!つむぎです。

今日は、「模様替えのすすめ」についてお話したいと思います。

なんとなく気分を変えたいとき、つい新しいものを買いたくなることってありませんか?

洋服や雑貨、インテリアを見ていると、「これを買えば気分が上がりそう」と思ってしまう。けれど、少し冷静になってみると「今あるもので十分」なことも多いものです。

そんなときこそおすすめしたいのが、「模様替え」。

お金をかけずに気分を一新できて、暮らしにも心にも良い変化をもたらしてくれる、私の大切な習慣です。

もしあなたが、「衝動買い」で失敗したことがあるのなら、今日のお話が参考になれば嬉しいです。

そして、このブログが、あなたの人生をより豊かにするきっかけになれば幸いです。

ミニマル生活でも“買い替え”は悪ではない

まず前提として、ミニマル生活をしていても定期的な「買い替え」は、もちろんするべきだと私は思っています。古くなったり汚れたりしているものを我慢して使い続けるのは、心が貧しくなる気がするからです。

節約というと、誰にも見られないからとボロボロのものを何年も使い続ける人もいるようですが、それは自分を大切にしていないように思うのです。

ミニマルに生きることは“我慢”ではなく、“心地よさを選ぶこと”。

たとえば、毎日使う食器やタオルを新しくするだけでも、気持ちがすっと明るくなります。「自分をおもてなしする」気持ちで、必要な買い替えは迷わずするのがいいと思っています。

心がモヤっとしたときは、模様替えでリセット

とはいえ、特に必要なものがないのに「何か買いたい」「変化がほしい」と思うときもあるでしょう。

あるいは、「引っ越したい」と感じることもあるでしょう。私は2~3年同じ部屋に住むと、どうしても飽きてしまうタイプ。

必要ではないのに、何かを変えたくなる時は、おそらくストレスが溜まっていたり、何となく気分が晴れない時だと思います。

そんなとき、私はまず家具の配置をがらっと変えて模様替えをしてみます。

この習慣は実家で暮らしていた頃から続けているもので、学生の頃からよく自分の部屋を模様替えしていました。大人になった今でも、そのリセットの感覚が好きなんです。

私の部屋にある大きな家具は、チェスト、電子ピアノ、ハイデスク、全身鏡の4つだけ。数は少ないですが、電子ピアノを動かすのは少し労力がいるので、動かすときには普段掃除できない裏側まで丁寧に掃除します。

力を振り絞って家具を動かし、床を磨いていくと、頭の中まで整理されていくような感覚があります。

配置を変え終えたあとは、同じ部屋なのにまるで引っ越したばかりのようなワクワク感。窓から入る光の角度が変わるだけでも、景色が新鮮に見えて気分がリフレッシュされます。

模様替えがもたらす3つの効果

1. 視覚的リフレッシュ

いつも見慣れた空間も、家具の位置を少し動かすだけで新鮮に感じます。脳は「新しい刺激」を受け取ると、自然と前向きな気持ちになるそうです。小さな変化が、思考の停滞をやわらげてくれます。

2. 掃除のきっかけになる

家具を動かすことで、普段手が届かないところまで掃除できます。掃除のあとは、空気まで軽くなったような感覚。「整った空間」にいると、不思議と自分の内側まで整ってくるものです。

3. 自己肯定感が上がる

自分の手で空間を整えることで、「自分の暮らしを自分でつくっている」という実感が得られます。その達成感が、自己肯定感をそっと底上げしてくれるのです。

模様替えをするときの小さなコツ

特別なコツはありませんが、強いていえば「不便にならない配置」にすることは意識しています。クローゼットが開けにくくなるような場所に家具を置いたり、動線を塞いでしまうような置き方はしません。

そして、落ち着く空間であるのはもちろん、「動きたくなるような広々した空間」を意識しています。

モノが少ない分、家具の位置ひとつで印象が大きく変わるので、配置は直感的に「心が伸びやかに感じるか」で決めることが多いです。

模様替えを終えたあとは、部屋の空気を入れ替えて、アロマを焚きます。そしてコーヒーを淹れて、読書をするのが小さなご褒美。

この時間が、まるで新しい暮らしを始めたような気持ちにさせてくれます。

自分をおもてなしする暮らし

古いモノを手放し新しいモノを迎えることも、模様替えをして気分をリフレッシュさせることも自分をもてなす大切な習慣。

私にとって「自分をおもてなしする」とは、「自分は大切にされる存在だ」と自分自身に伝える行為です。

この積み重ねが自信を生み、周囲の人にも自然と優しくなれる力をくれる。結果的にそれが、他人を心からおもてなしすることへ繋がっていくと思っています。

私たちはつい、「誰かに認められること」にエネルギーを注ぎがちですが、本当に長く自分を支えてくれるのは“自分自身”。

忙しい毎日を送っていると、「そんな時間ない」「自分なんて後回しでいい」と思ってしまうこともあります。けれど、時間がない時こそ、少しでも“自分を労ること”を意識してほしいのです。

お金を使わなくても、暮らしは満たせる

模様替えは、単なる気分転換ではなく「心のメンテナンス」。

買い物で一瞬満たされるよりも、今ある空間を自分の手で整えることで、より深い満足感を得られます。

暮らしを変える力は、モノではなく、自分の中にある。

そう感じられたとき、自然と無駄な物欲も減っていく気がします。

お金を使わなくても、心を満たす方法はたくさんあります。今日もし少し気分を変えたいと思ったら、ぜひ模様替えをしてみてください。

同じ部屋でも、世界が少し違って見えるはず。



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