こんにちは!つむぎです。
今日は「終活のすすめ」についてお話したいと思います。
あなたは「ネオ終活」という言葉を聞いたことはありますか?
少し前までは、終活というと年配の方が遺言書を作ったり、お墓の準備をするようなイメージがありました。
でも今は、20~30代でも自分の人生を整理するために終活を始める人が増えているそうです。
実は、私自身も20代の頃から“自分なりの終活”を続けています。死の準備というより、「今をどう生きたいか」を考えるための活動。
今日は、そんなポジティブな「ネオ終活」についてお話ししたいと思います。
このブログがあなたの人生をより豊かにするきっかけになれば幸いです。
終活は「死の準備」ではなく「生き方の整理」
かつての終活は、“人生の最終段階でやるもの”という印象がありました。
でも、現代の終活はもっと軽やかで、前向きなものです。
人生を一度立ち止まって見つめ直し、「本当に大切にしたいものは何か」を整理する。
それが、今の時代の終活──いわゆる「ネオ終活」です。
たとえば、
- 持ち物やデジタル情報を整理する
- お金や契約を見直す
- 感謝の言葉や想いを残す
こうした行動はどれも、今をより良く生きるための準備でもあります。
モノを減らして心を軽くするミニマルライフと、実はとても近い考え方なんです。
私が取り組んでいる「ネオ終活」
私が終活を始めたのは、一人暮らしを始めて1年ほど経った20歳頃。
といってもその時は終活なんて意識はなく、ふと「もし自分が突然死んでしまったら、両親が困るだろうな」と思ったことでした。
🧳 旅行・出張時の小さな終活
そこで、まず習慣になったのは、旅行などで家を空けるときは、なるべく綺麗な状態で出掛けるようにすること。
普段からまめに掃除をしてキレイにはしていますが、例えば、冷蔵庫の中はなるべく消費してほとんど何もない状態にし、ゴミ袋も全部まとめて捨ててから家を出るようにしていました。
「もし旅先で私が亡くなったら、家の後片付けを両親がすることになる」
「ただでさえ、娘が亡くなってショックを受けているだろうから、なるべく負担をかけないようにしよう」
と思い、この習慣は今も続けています。
それから時は経ち、30代前半。
暮らしをミニマルにして、資産形成を始めたタイミングで、本格的に終活を始めました。
💻情報の整理
まず取りかかったのは、お金や契約関係の整理。
証券会社や銀行の口座、クレジットカード、入っているサブスクなどの情報を一覧にしてまとめています。それを年に一度更新し、印刷してファイルに保管。
もし自分に何かあっても、両親が手続きに困らないようにしています。
✍️遺言書の作成
法的な遺言書ではなく、自分の気持ちをまとめた“私的なノート”です。
リビングウィル(延命治療に関する希望)や、葬儀の形、そして普段なかなか口にできない「感謝の言葉」などを書いています。
私は、「無理に命を引き延ばしてほしくない」と考えているので、その意思もはっきり残しています。
また、亡くなった後のことはそれほど重要視していないので、葬儀はなしで、直送でもいいくらい。お墓もいらないと思っています。
実際にこれらの通りになるかはわかりませんが、自分の想いを言葉にしておくことで、心が少し軽くなる気がします。
🖼写真(遺影)の準備
あと準備が必要なのは、遺影。
普段からあまり写真を撮らないので、ふと「遺影に使える写真がない」と気づきました。今後、定期的に撮影して遺言書とともに保管しておこうと思います。
「遺影のため」と言うと大げさに聞こえますが、今の自分をきちんと記録することで、“今を生きている自分”を肯定できるような気がします。
終活を通して気づいた「今を大切に生きる力」
終活をしていると、不思議と“死”が怖くなくなります。むしろ、限りある時間の尊さを実感できるようになりました。
「いつか終わりがくる」と意識することで、
- やりたいことを後回しにしない
- 我慢して過ごす時間を減らす
- 感謝を伝えられるうちに伝える
そんな風に、日常の中での優先順位が変わっていったのです。
終活は、「どう死ぬか」よりも「どう生きるか」を考えるための活動。自分らしく生きるための、静かなリセット時間になっています。
ミニマルライフと終活の共通点
私はこれまで、モノを減らして心を整える“ミニマルライフ”を大切にしてきました。
終活も、それととても似ています。
- 残された人の負担を減らす
- 必要なものだけを残す
- 生き方をシンプルにする
どちらも、「生き方を軽くする」という目的は同じ。
モノの片づけが“空間の整理”なら、終活は“人生の整理”です。
つまり、終活とは“人生のミニマリズム”。
死を意識するからこそ、より自由に、より丁寧に生きられるようになるのだと思います。
終活は「生を見つめるための活動」
「終活」と聞くと、どこか暗いイメージを持たれるかもしれません。でも実際は、これほど“生きること”と向き合える機会はありません。
いつか終わりが来るからこそ、今を丁寧に生きられる。
終活とは、“死の準備”ではなく、“生の整理”なのです。
今日を大切に生きるために──
あなたも、自分なりの「ネオ終活」を始めてみませんか?
