我慢しなくていい。ミニマルライフは“買わない”より“手放す”が近道

暮らしと自由の体験談

こんにちは!つむぎです。

今日は「まずは不要なものを手放すこと」の有用性についてお話したいと思います。

ミニマリストさんの中には、「捨てるより、まずは買わないことを徹底すべき」と語る人がいます。

確かに、むやみにモノを増やさないことは、暮らしを整えるうえで大切な考え方です。

でも私は、まずは「買わない」ことよりも「手放す」ことのほうがずっと意味があると思っています。

なぜなら、モノを手放すことで初めて、自分の思考や選択の“クセ”に気づくことができるからです。

もしあなたが、節約のために「なるべく買わないようにしよう」と頑張っているのなら、今日のお話が参考になれば嬉しいです。

そして、このブログがあなたの人生をより豊かにするきっかけになれば幸いです。

「買わない」を意識しすぎると、人生が窮屈で虚しいものになる

私はもともと、「買わない」を意識して暮らしたことはありません。それでも今は、無駄に買い物をすることがほとんどなくなりました。

それは、「買わないことを我慢したから」ではなく、「不要なものを徹底的に手放したから」。

一度、徹底的に手放すことで、“自分にとって本当に必要なもの”と“そうでないもの”の違いが自然と見えてきます。その結果、「欲しい」と感じる機会そのものが減るのです。

だから私は、「買わない」を意識するより、まずは「手放す」ことから始める方が、ずっとストレスのない方法だと思っています。

服を手放して、朝が穏やかになった

例えば、20代の頃の私は、「同じ服をよく着ていると思われたくない」という気持ちが強く、とにかくたくさんの服を持っていました。

少しでも印象を変えようと、何パターンものコーディネートを組めるように。だから一つひとつはプチプラで、妥協して買うこともしばしば。

その結果すぐに飽きてしまい、また新しい服が欲しくなる──。そんな悪循環にハマっていました。

クローゼットは服であふれているのに、「今日着る服がない」と毎朝悩む。出かける時間が迫っているのに決まらず、焦って遅刻しそうになることもありました。

それが本当にストレスで…。

思い切って服の数を減らし、“本当に好きで似合うもの”だけを残すようにしてからは、
朝の支度が驚くほどスムーズになりました。

一つひとつにお金をかけられるようになり、「どれを着ても気分がいい」状態が続く。

少ない服でも十分に満足できるようになり、“足りない”よりも“心地いい”を感じられるようになったのです。

本棚を手放して、心が軽くなった

私は読書が大好きで、以前は天井まで届くほどの本棚を持っていました。その棚いっぱいに並ぶ紙の本を見ると、なんだか誇らしい気持ちになっていました。

でも、忙しい日々の中では、買ったのに読めていない本がいくつかあり、それを見るたびに「読まなきゃ」という小さな罪悪感のようなものを感じていました。

今思えば、その“義務感”のような気持ちがじわじわとストレスになっていたのかもしれません。

ミニマルな暮らしに切り替えるタイミングで、思い切ってすべての紙の本を手放しました。

大きな本棚も処分して、再び読みたいと思った本はKindleで買い直し、iPadで読むように。すると、部屋が驚くほどスッキリして、空気が軽くなったように感じました。

気づいたのは、本のカラフルな背表紙や本棚そのものが、思っていた以上に“視覚的なノイズ”になっていたということ。

静かな空間になった今の部屋の方が、以前よりずっと集中できて、心地よく過ごせています。

“迷ったけれど手放してよかった”モノ

ベッドを手放した後、一時期は三つ折りマットレスを使っていました。でも、夏は暑いし、腰痛が悪化するような気がして…。

試しにマットレスをどけて床に直接寝てみたところ、不思議とぐっすり眠れて、しかも腰痛まで和らいだのです。

「これはもしかして…?」と思い、1週間ほど続けてみると、やはり調子が良い。そのまま思い切ってマットレスも手放しました。

もう2か月以上経ちますが、今のところ何の不便もありません。ベッドを使っていた頃から硬めのマットレスが好みでしたが、床でも大丈夫だったとは自分でも驚きです(笑)

最近は、夜冷える日もあるので、そういう時は毛布を敷いて調整しています。

※ちなみに、これはあくまで私の体験で、医学的な根拠はありません。挑戦する場合はご自身の体調をよく観察しながら試してみてくださいね。

暮らしを循環させて、軽やかに生きる

必要と思って買ったものでも、時が経ち、置かれている環境や状況が変われば、不要になることがあります。どうしたって飽きてしまうこともあるでしょう。

そうなれば潔く手放す。そしてまた、新しいお気に入りを迎え入れる。

そんなふうに暮らしを循環させていくことで、人生は軽やかで楽しいものになると私は思っています。

手放すことで得られた“変化”

モノを減らしていくうちに、暮らしの中の“余白”がどんどん広がっていくのを感じました。

掃除が楽になったのはもちろんのこと、自分の好きなものや大切にしたいものが明確になり、他人と比べることも少なくなりました。

「これが普通」「みんな持っているから」という理由で持っていたものが、実は自分には必要なかったと気づくことも多かったです。

世間の“当たり前”に流されず、自分の感覚を大事にできるようになった。それが、モノを手放すことでもっとも大きな変化だったと思います。

“買わない”は、結果としてできるようになる

不要なものを手放すと、自然と「本当に必要かな?」と立ち止まれるようになります。買わないことは、努力ではなく“結果”として起こるようになると思います。

モノを手放すことは、単に“減らす”行為ではなく、「自分の価値観を再確認すること」でもあります。

そして、手放したあとに迎え入れるものは、自分が心から納得できる“お気に入り”だけ。

そうやって暮らしを循環させていくうちに、モノとの付き合い方がどんどんシンプルで、心地よくなっていきます。

手放すことは、ポジティブな行為

「買わない」を意識しすぎると、欲しいのに我慢しているような感覚になって、暮らしが窮屈になってしまう。

でも、「手放す」ことから始めれば大丈夫。自然と、必要のないものを求めなくなります。

“手放す”は、決してネガティブな行為ではありません。それは、自分の暮らしや思考を整えて、より軽やかに生きるためのポジティブな選択です。

だからこそ、まずは不要なものを一つでも手放してみること。

その小さな一歩が、あなたの暮らしをもっと自由にしてくれるはずです。


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