こんにちは!つぐみです。
今日は、これまであまり詳しく書いてこなかった「投資」について、私自身の経験を交えながらお話ししたいと思います。
銀行にお金を預けてもほとんど増えない時代。「投資に興味はあるけど、なんだか怖い…」と感じている人も多いのではないでしょうか。
実は、私も昔はまったく同じでした。「投資=ギャンブルのようなもの」と思い込み、株式投資の世界には近づかないようにしていたんです。
けれど本や記事を読んで少しずつ知識をつけていくうちに、怖いと思っていた理由が“知らなかっただけ”だと気づきました。
もし今あなたが、「投資は難しそうで手が出せない」と感じているなら、今日のお話が少しでもヒントになるかもしれません。
そしてこのブログが、あなたの人生をより豊かにするきっかけになれば幸いです。
1800万円の新NISA枠に到達
2024年からスタートした新NISA。私はこの4年間コツコツと積み立てを続け、今年ついに最大投資枠の1,800万円に到達しました。
今後は、2024年以前に投資していた資産を少しずつ新NISA口座へ移し替えていく予定です。
この数年間、株価が大きく下落したことも一度や二度ではありません。でも、そのたびに「長期で見ればまた上がる」と信じて、淡々と積み立てを続けてきました。
短期的な値動きに振り回されずに済んだのは、きちんと知識を身につけてから投資を始めたおかげだと感じています。
投資を始める前の私と、お金との付き合い方
少しだけ過去を振り返ると、2021年より前の私はお金に対してとても無頓着でした。
「いつ死ぬかわからないんだから、使いたいときに使えばいい」と思っていて、貯金はほとんどせず、余剰資金はせいぜい50万円程度。
毎月の給料からネイル・美容院・エステ・ジム・ヨガ・ファッション・メイクなど、自分の“好き”に惜しみなく使っていました。事あるごとに贅沢なランチやディナーに出かけ、時間があれば旅行にも行っていました。
「節約」という言葉は辞書にないような生活で、ポイ活なんて面倒くさくてやったことがないし、クーポンを使うのは「なんだか恥ずかしい」とすら思っていました。
そんな私が価値観を大きく変えるきっかけとなったのが、「病気と入院」でした。
「ずっと働き続けるのは嫌だ」と気づいた瞬間
30代に入ってから、初めて大きな病気をして手術・入院を経験しました。当時は仕事量も責任も増え、心身ともに限界を迎えていた時期。そのとき、初めて自分の人生について立ち止まって考えたのです。
「今まではなんとか働けてきたけど、年齢を重ねたらこれまでのようには働けなくなるだろう」
「そもそも、この先ずっと働き続けなければいけない人生なんて、嫌だ」
これまで“稼いで全部使う”を当たり前にしてきた自分にとって、これは大きな気づきでした。
「働かなくても生きていけるようにするには、お金が必要だ」そう痛感したとき、私は“お金との付き合い方”を根本から見直そうと決意したのです。
投資を学ぶことから始めた
とはいえ、何も知らないまま投資を始めるのは不安だったので、まずはとにかく学ぶことから始めました。投資関連の本を30冊以上読み、ブログやYouTubeも片っ端からチェック。
すると、人によって考え方や戦略が驚くほど違うことがわかりました。でも同時に、「どの本や人も共通して言っていること」と「意見が分かれること」が見えてきて、そこから自分なりの“指針”が少しずつ固まっていったのです。
学びの中でも、私の考え方を大きく変えたのは2つの概念でした。
1つは「複利の力」。借金をすれば複利は恐ろしい存在ですが、投資では時間を味方につける最強の武器になります。
もう1つは「投資と投機の違い」。
昔の私は「投資=一か八かの博打」と思っていましたが、それは“投機”の話。本来の投資は、時間をかけて資産を育てていく堅実なもの。
いざ、投資を始めてみて思ったこと
準備が整ったところで、ネット証券の口座を開設し、実際に投資を始めました。
驚いたのは、その手続きの簡単さ。「もっと面倒なものだと思っていたのに…」と拍子抜けするほどあっさり口座は開き、株の購入も数クリックで完了します。
ただ、それが簡単だからこそ、「自分なりの指針」を持っておくことがとても重要だと感じました。指針がないと、相場が下がったときにパニックになって売ってしまったり、周囲の情報に振り回されてしまうだろうと思うからです。
暴落が来ても、全く焦らなかった理由
投資を始めてから、株価が大きく下落する局面はいくつもありました。けれど私は、一度も「やめよう」と思ったことがありません。なぜなら、最初から「長期運用が前提」だからです。
一時的に下がっても、時間が経てばまた上がる。短期的な値動きよりも、「時間を味方につけること」のほうがはるかに重要だと知っているからこそ、どっしりと構えていられました。
そして、投資とは別に生活防衛資金を半年分しっかり貯めていたのも大きな安心材料でした。「何かあってもここから出せばいい」と思えるだけで、心の余裕はまったく違います。
投資がもたらしてくれた“お金以上の変化”
意外なことに、投資を始めてから一番大きく変わったのは「お金」ではありませんでした。
思うままに使っていた頃よりも、工夫しながらミニマルに暮らす今のほうが、ずっとワクワクしていて達成感があるんです。
他人の目を気にしなくなり、世間の価値観に振り回されることも減りました。
そして何より、「自分で人生をコントロールしている」という感覚を持てるようになったことが、私にとって一番の財産だと感じています。
投資は“特別な人だけのもの”じゃない
投資は、お金持ちだけのものでも、難しい知識を持っている人だけのものでもありません。
大切なのは、「正しい知識を持ち、自分の軸を決め、少しずつ行動すること」。それさえできれば、誰でも自分の未来を豊かにする選択肢を持つことができます。
まずは、いろいろな本や考え方に触れて、自分なりの指針を見つけることから始めてみてください。きっと、お金との向き合い方が大きく変わっていくはずです。
次回は、「4%ルール」や「FIRE」という考え方、そして私が“日本株を買わない理由”など、投資についてさらに深掘りしてお話ししていきます。